モロッコの世界遺産は9つ
モロッコの世界遺産は9つあります。
その内訳は、旧市街5つ、都市2つに加えて、考古遺跡と要塞村です。
実際に訪れたところだけご紹介します。
アイット・ベン・ハドゥの集落(要塞村)
アトラス山脈の麓、ワルザザートとマラケシュを結ぶ街道にあるのが、アイット・ベン・ハドゥ。
映画「アラビアのロレンス」「グラディエーター」のロケ地としても有名な場所で、観光客が多く訪れます。
この集落は、1987年に登録に世界遺産に登録されました。
7世紀に先住民族ベルベル人が、イスラム勢力から逃れるために建てた要塞です。
粘土を練り固めた建物で、小さい家屋やカスバ(お城のような堅固な建物)で構成されています。
カスバはこの周辺地域で、よく見かけます。
1階が馬小屋、2階が食糧庫、3階が住居が一般的。中は迷路のようです。
フェズ旧市街とマラケシュ旧市街も世界遺産
モロッコ北部に位置するフェズの旧市街は、モロッコ最古のイスラム都市です。
モロッコ中央部にあるマラケシュは、ベルベル人が興したムラービト朝の首都でした。
マラケシュの旧市街も世界遺産です。
フナー広場は無形文化遺産
マラケシュのフナー広場は、「ジャマーア・アル・フナー広場の文化的空間」として無形文化遺産です
ジャマーア・アル・フナーは「死者たちの集会」という意味。当時は公開処刑所だったから。今は、にぎやかな市場です。
この広場は、夜が特に賑やかだそうです。
人が集まるところは悪い人も来る。サルを使ってふっかけてくるなど、悪い噂も聞きます。
私たちオバさんは、日中歩き回った疲れが出て、日没後にフナー広場まで歩いて行く体力は残っていませんでした。
この歳になると、旅行中のアクシデントは、心身にダメージを受けます。
若い頃は楽しめたんですけどね。
機転もききにくくなっています。
人生経験で乗り越えられることも多いとは思いますが、ハラハラ、ヒリヒリ感は、身体に悪い。安全第一です。
足腰も弱くなりますが、メンタルも弱くなっています。
冒険旅行は、若者にお任せします。
シニア旅は穏やかに行きましょう。