3年半ぶりの海外旅行

ガイドブックを読むことから旅が始まる

ついに渡航できる日が近づいてきました。

エジプト旅行に最適と言われる2月出発です。

「エジプトに行く」と言うと、聞いた人の反応は、総じて薄い。

「ふ~ん」「へ~」とハ行の返答。

これがハワイとかパリとかだったら、多分「いいな~」と言ってもらえたのかも。

エジプトは、アフリカは羨ましくないのか?

モロッコに行った時も、「いいな~」の声は聞かれず、「変わった所に行く人なんだね」と、人格(?)を疑われてしまったことも。

アフリカって、日常から遠すぎて、想像もつかないから、憧れに結びつかないのでしょうか?

まあオシャレなイメージも、癒しの気配も、あまり無いのは確か。

というか、アフリカのそういった場所へ、多くの日本人旅行者が行かないだけでしょう。

エジプトにも、他のアフリカの国にも、リゾートだって、オシャレな場所だってありますから。

一般的なオシャレで癒される場所は、近い将来のお楽しみにして、身体が動くうちに攻めた旅をしないと!

後がない60代は焦っています。

ピラミッドとアブシンベル神殿を間近で見たい

人生に1度はピラミッドが見たいです。

映像ではさんざん見ていますし、ツタンカーメンの秘宝の番組も何度も見ました。

でも、現地で体感したいです。ピラミッドの正面にあるケンタを確認したいです。

ついでに世界遺産のきっかけとなった、アブシンベル神殿も、その大きさを実際に見てみたい。

世界遺産の創設は、アブシンベル神殿移設がきっかけだった

ここで豆知識。

時は1960年代。ナイル川にアスワン・ハイ・ダムの建設が計画されました。

太古の昔から、ナイル川は定期的な氾濫を繰り返していました。

そろそろ何とかしようじゃないか、となったのですね。でも、その氾濫によって、土壌は潤い、文明が発達してきたのですけど。いわゆる「ナイルの賜物」です。

そのダム建設により、アブシンベル神殿は水没の危機にさらされました。

それは大変だ!人類の宝物であるアブシンベル神殿を救おうじゃないか、と立ち上がったのが我らがユネスコ。諸国に呼びかけて救済活動を行った結果、60m上方に移設されました。

これを機に、世界の遺跡や自然をみんなで保護しましょう、と世界遺産が創設されたのです。その工事がどれだけ大変な事業だったのか、現地で確認してまいりますよ。

何しろ世界遺産検定受けてますから。1級とかマイスターと言えないのが悲しいところ。

今回はがっつりパッケージツアー

という訳で、両方含まれるツアーに参加します。

それも自由度が皆無の添乗員さん付きです。

英語圏や欧州あたりなら、航空券と宿だけ手配して何とかなるのですが、言葉が全然通じない未知の大陸では、そんな暴挙に出られません。

モロッコでのハラハラ

4年前のモロッコ旅行はフリーツアーだったので、ちょっとハラハラした場面もありました。

マラケシュ空港から鉄道駅への送迎が付いていたのですが、運転手さんは空港の外で待機、私はの空港の中で待っていた。遅いな~、と一歩外に出たら、私の名前を書いた紙を持った人を発見。よかった、と安心してはいられません。

無駄な待機時間のせいで、電車の出発時間まで余裕がない、とのこと。

結局、間に合いましたが、気が急いていて車窓の景色を見る余裕がなかった。

アフリカ大陸への第一歩が、こんなバタバタで残念でした。

旅は何が起こるかわからない。

防げるものは事前に手を打っておかないと。

添乗員さんも付いている

そして今回です。食事まで、ぜ~んぶ付いています。

荷物も運んでくれることでしょう。ガイドもしてくれるだろうし、ラクチン。

でも、せめて現地のスーパーマーケットへ行く時間があると良いな、と思います。

添乗員付きのツアーなんて、何十年ぶりだろう。

初めてヨーロッパへ行った時以来だから、40年も経っています。

その間に働き方改革で、添乗員さんの待遇も変わったようです。

勤務時間が設定されているし、食事中は休憩時間ですから、お世話はしませんよ、と。

昔は過酷な労働環境だった添乗員

昔は初日の空港での集合から、最終日の空港での解散まで、ずっと仕事モード。

旅行客が24時間体制で、無理難題を吹っかけてくる状態でした。

昔々に日本一の添乗員を目指して、養成講座を受講したことがあります。

1週間、朝から晩まで、添乗員の何たるかを学びました。

で、諦めました。私には添乗員は無理だと。

特に若い女子だった頃のこと。年配の旅行客から「仕事で海外へ行けていいわね」とやっかまれるのは若い添乗員だと聞いたのです。

さもありなん。

私自身が年配者になった今なら、軽くいなせるかもですが、人の面倒みながらの海外旅行は、体力的に無理ですね。

楽しみだなぁ、どんな人だろう。

元同業者として、迷惑をかけないようにしたいと思います。