やはり気になる、ビジネスクラスのお値段

還暦過ぎたら長距離フライトはビジネスクラスで、と決めてはいても、予約の際に70万、80万という値段を見ると、二の足を踏んでしまう庶民です。

今回は4カ月前から、プラハとウィーン行きの航空券を探し始めました。JALやANAは高いので、欧州や中東の航空会社を比べていたら、チャイナエアライン(中華航空)に目が留まりました。

早めの予約が断然お得

台湾乗り換えですが、とにかく安い。30万円台です。30年以上前にハワイ旅行で利用したチャイナエアライン。よい印象が思い出されます。すぐさま予約を取りました。

航空券は早ければ早いほど値段は安くなるので、変更やキャンセルさえしなければ大変お得です。搭乗の2週間前には60万円台になっていましたから。また、購入先は旅行会社ではなく、航空会社の公式サイトが一番安い気がしています。

それから、チャイナエアラインのアプリでは、事前に座席指定や食事のメニュー選択、チェックインも出来るので便利。機内WIFIの申し込みも出来ました。

空港ラウンジ

成田空港のラウンジ

成田空港のラウンジ

ANAやJALと比べると、成田空港のチャイナエアラインのラウンジはコンパクト。台湾行きのみなので、利用者の数を考えると十分な広さです。小籠包などを中心に、美味しいものが並んでいます。

搭乗前に腹ごしらえ

猛暑の季節は空港に着くまでに大汗をかくので、シャワーを浴びられると嬉しいのだけど、ここにはシャワーはありません。それが唯一残念でした。

台湾・桃園空港のラウンジ

台湾桃園空港のラウンジ

チャイナエアライン本拠地の台湾、桃園空港にはターミナルごとにラウンジがあり、両方ともシャワーがありました。受付で申し込み、利用は20分が目安です。個室シャワーにはタオルやアメニティが揃っています。他の航空会社と同レベルで、ホテルみたい。

どちらのターミナルか忘れましたが、片方には個室の仮眠室もありました。シャワーの後で横になれるのは嬉しい限り。

機内でたらふく食べているので、ラウンジでは水分補給だけにしました。

アメニティ

ポーチはThe North Face。カジュアルで使い勝手が良さそう。中には歯ブラシセット、耳栓、アイマスクなど、必要最低限のものが入っています。欧州路線で配布されました。

座席

エアバスA350

台湾・プラハ間、ウィーン・台湾間は、エアバスA350で、とてもとても快適。

収納場所は沢山あります。ヘッドフォンやお水、スリッパなど、あちこちに入っていて、宝さがしみたいです。助かります。

他のビジネスクラス同様(と言っても他2つしか知りませんが)のフルフラットのシートで、ぐっすり寝られました。私は小柄な方なので、体格の良い人はどうなのか。お相撲さん級の人はキツイのかなぁ、など余計な心配をしてしまいましたが。

成田・台湾間は、残念ながら同じ機種ではありませんでした。

往路はエアバスA330。一昔前のビジネスクラスでしょうか。フルフラットではなく、また1人席はありません。幸い空いていたので、お隣さんのいない席に移動させてもらい、肘掛けの取り合いは免れました。

復路はボーイング777。エアバスA350と同じ配列だったので、1人の空間を保てて良かったです。これ以上は求めません。

どちらも、スリッパもアメニティポーチもありませんでした。スリッパは言えばもらえたのかも。3時間半のフライトですから、何とかなりますけどね。

お食事

成田から台湾への便には、和食の有名店の夕食が選べました。上品な味で、いろいろな料理が楽しめました。

そして、台湾からプラハへの便では、夕食と朝食を中華にしてみました。

夕食の中華は、ミシュラン星付きの名店のもの。機内で汁麵を食べるのは初めて。

朝食時のビジネスクラス、周囲からカチャカチャとレンゲでお粥を食す音。中華の朝食を選んだ人が多いのですね。トッピングも豊富です。

ウィーンから台湾へ。往路同様、ボリューム満点のお食事です。

食事の後はデザートの希望を聞いてくれて、次から次へと持ってきてくれます。が、そんなに食べられないのが悲しい。

CAさんの丁寧な挨拶

他の航空会社もビジネスクラスでは、担当のCAさんがこちらの名前を呼んで挨拶に来ます。

ところが、アジアのホスピタリティなのでしょうか、チャイナエアラインでは担当のCAさんだけでなく、ビジネスクラスのチーフCAさんのような人までやってきて、にこやかに丁寧に、結構長々と話していきます。社交辞令の会話はちょっと苦手なので、表情硬めで応答しましたが、まあ、悪い気はしませんね。

台湾・桃園空港

まとめ

過去に乗ったカタール航空やターキッシュエアラインズのビジネスクラスに比べると、配布されるアメニティがちょっと落ちるかな。でも、アメニティポーチは複数あっても困るので、私にとっては丁度良いです。

ビジネスクラスを利用する一番の目的は、心地よく寝られることなので、チャイナエアラインは、また利用したい航空会社と言えます。