ベートーヴェンなんて音楽室の気難しそうな肖像画と「運命」「第9」の一部しか知らなかった私ですが、「のだめカンタービレ」で出会った交響曲第7番やバイオリンソナタ「春」で、すっかり魅了されてしまいました。

ウィーン郊外のハイリゲンシュタットは、ベートーヴェンのお気に入りの土地。ゆかりの場所が集まっています。

ウィーンの地下鉄U4の終点がハイリゲンシュタット。博物館の近くまではバス38Aで向かいます。他にトラムで行けるという案内もありました。

博物館でもらった地図を持って、ゆかりの地をたどります。

結構な広範囲で、⑥の博物館から⑩の散歩道、⑯の胸像まででヘトヘトになってしまい、制覇は出来ませんでした。

閑静な住宅地で、丘にはブドウ畑が広がり、散策には良いところです。

向こうに見えるはブドウ畑
当時の面影はなさそう
延々と川沿いを歩きましたが、曲は浮かんでこない
公園の端にひっそりと

ベートーヴェンは音楽家なのに難聴を患い、遺書をしたためるほど苦しんだ人。その遺書を書いたのがハイリゲンシュタットの家。そこが今では博物館になっています。

大きな看板はないけど、ト音記号の石畳が目印
居心地の良さげな2階建ての家
見るだけでなく、聴いて楽しむ工夫あり
ベートヴェンの毛髪
死の床のスケッチ
デスマスク
音が聞こえやすくする工夫が必要だったんですね

私が訪れたときは閑散としていましたが、かえってゆっくりじっくり見られて良かった。
ベートヴェンがお好きな方にはおススメです。ミュージアムショップもあります。