やっと肩の荷が下せます

4月から次男が社会人になります。

3月下旬から研修が始まるので、一足早く職場近くに部屋を借りて、昨日引っ越しました。

隣の県なので、まだ細々したものを手で運ぶのでしょうが、生活の拠点は向こうに移ります。

やれやれです。バンザイ!

不登校、高校中退を経て

賢い子供だったけど、とても変わっていました。

母親を信頼していないのか、大切なことは言わないので、何を考えているのか分からなかった。

小学校までは優等生で過ぎましたが、中2くらいから歯車が嚙み合わなくなったようで、中3から不登校が始まりました。中高一貫だったので、そのまま進学しましたが、欠席がちの毎日。こうして振り返ると、あの頃と同じように胸が苦しくなります。

何をしてあげたら良かったのか、何をしなかったら良かったのか。

ひとりで抱え込まなくて良かった

いろいろな本を読んだり、あちこち相談に行ったり。

そんな中で一番救われたのは、同じ思いをしているお母さんたちでした。

不登校は、私の学生時代には、ものすごく珍しいことでしたが、今はありふれたことのようです。

ご無沙汰していた学生時代の友人、いつもお世話になっている美容師さん、職場の同僚、新たに出会った同年代女性など、ちょっと子供の話をすると、お互いが同じ悩みを抱えていたり、すでに克服していたり判明するのです。

「学校行かなくても、ちゃんと社会人やってるよ~」という言葉に、どれだけ励まされたか。

ひたすら待つのみ

だから今、子供の不登校で心を痛めている人に、私も同じことを伝えたいです。

(まだ早いですかね。ちゃんと働き続けることが出来るのか、まだ分かりません)

学校へ行かなくても、やめちゃっても、進む道はいろいろあります。

口を出さずに見守るのは、本当につらいけど、本人が自分で動き出すまで待つしかないんです。

うちの場合、高校を辞めて、高校卒業認定試験を受けるまでは、自発的に動いていましたが、その後はまたダラダラして、大学受験の願書の入手や申し込みなど、年を明けてもやりませんでした。責めないように、言葉を選んで、今からならこの大学は受けられるよ、と知らせました。とてもとても気を使いました。

この情報も、職場の同僚が教えてくれたこと。持つべきものは友人知人です。

大学入学後は、私は完全に傍観者でした。息子はコロナ禍で大学生活も満喫できなかったでしょうが、資格取得や就職活動など自発的に動いていました。成長したのでしょうかね。

晴れてお役御免

何はともあれ、いろいろな人のお世話になりながら、子供を育て上げることが出来ました。

思っていたのと全然違いますけど、これでお役御免です。

本人も周囲も、よく乗り越えてこられました。

心はひどく病んでしまったけれど、今は笑顔が少しあって、何より身体が元気で良かった。

この春、同じように子供を社会に送り出す皆さん、お疲れさまでした。

これからは自分の時間を楽しみましょうね!

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