コロナ規制明け、初めての海外旅行
2023年2月、念願のエジプトに行ってきました。
日本の2.7倍の大きさの国を、効率よく巡るために、今回はツアー参加です。
コロナ禍の影響で、なかなかツアー催行が決まらなかったり、円安とウクライナ戦争で燃油サーチャージがバカ高かったり。
それでも実現できて、本当に嬉しい。3年半ぶりの海外です。
エジプトの朝は早い、早すぎる!
旅程は、ツアーの説明に明記されていました。「早朝」とも書いてありました。
しかし、午前2時45分のモーニングコールを、誰が予測できたでしょう?
直前に送られてきた旅のしおりには、深夜とありましたが、募集時にも書いてほしかった。
その後もツアー中は、連日、夜明け前行動が続きました。
ゆっくり寝られたのは飛行機の中のみ。大枚はたいてビジネスクラスにして良かった。
なぜ、そこまで早起きしなければならないのか?
旅行会社がイジワルな訳ではありません。
早く開けないと、観光客がさばけない?
エジプトの観光名所は、オープン時間が早いのです。
カイロの考古学博物館が一番普通で9時から。
ギザのピラミッド内部見学は8時から。
ここまでは大丈夫。
ナイルを南下してルクソールへ行くと、こちらの名所は、ほとんど6時オープン。
極め付きは南端にある、アブシンベル神殿。
5時から開きます。
エジプトは観光立国なので、観光客がひっきりなしに訪れます。
混雑を少しでも緩和しようと、オープンが前倒しになったのでしょうか。
世界中の旅行者が、エジプトを目指す
コロナ禍で旅行に行けない時、人々は考えた、解禁になったら何処へ行こう。
行けるときに行かないと。
一生に一度はピラミッド見たいな~。
そうだ、エジプトへ行こう!
と思ったのは、私だけではなかった。
世界中にいました。
そして、2023年2月、実行に移した人が多かった。
多過ぎた。
ツアーの目玉であるアブシンベル神殿。拠点のアスワンを3時半に経っても、3時間半かかるので、到着時は既に大混雑。
上の写真のとおり、アミューズメントパーク並みの列です。
時間内に大神殿と小神殿を両方じっくり見ることは不可能でした。
ガイド歴11年のHさんも、こんなに混んだのは初めてだ、とのこと。
観光バスもクルーズ船も列をなす
観光名所には当然、大型バスの列。
ナイル川も同様です。
観光地の川沿いには、停泊する船の列。
クルーズ船が必ず通るエスナの水門(閘門)を通過するのも順番待ち。
遥か先までクルーズ船が列をなしています。
水位を上下させるので、それだけでも時間がかかる。
優雅な船旅ですから、のんびり行きましょうよ、ということですかね。
エドフにあるホルス神殿には、6時オープンと同時に入場したのですが、入り口に至る道は満員電車並み。夜明け前から押し合いへし合い状態です。
エジプトの人気は伊達じゃありません。
でも超早起きツアーのおかげで、南北に分散するエジプトの見どころを予定通り訪れることが出来ました。
これから行かれるなら、「エジプト旅行には、早起き必至」とご覚悟を!