スリランカの高地ヌワラエリヤは、見渡す限り紅茶畑が広がります。
そこに紅茶工場を改装したホテルがあり、茶摘み体験ができるというので、行ってきました。
地図ではコロンボから3時間くらいに見えますが、途中から急カーブの山道が続くので、ノンストップで6時間ほどかかります。なかなかに大変な所です。

それでも行く価値はありました。
ヌワラエリヤは他の地域に比べ、気温が低く、湿気も少ない。快適な気候です。

ホテルは落ち着いた雰囲気で、とても居心地がよい。
チェックイン時に、カルダモン、砂糖と何かと一緒に特製の紅茶を飲みます。
おでこに黄色い印をつけられました。
おお、初めての体験。

一番安いカテゴリーでも、こんなに素敵
広いバスルーム
運よくバルコニー付のお部屋でした

茶摘み&テイスティング体験は1日2回、午前9時と午後3時に催行されます。事前予約が必要。
所要時間は2時間。茶摘みは18ドル、テイスティングは10ドル。一方だけの体験も可能です。

別棟のミニ紅茶工場へ行き、サリーに着替えます。
摘み方を教わり、いざ実践。係員が写真や動画を撮ってくれます。ポーズも指示され、なかなか良いショットが残りました。

30分ほど摘んだら、ミニ工場に戻り、サリーを脱ぎ、エプロンを付けてから、工場見学。紅茶の製造過程を学びます。

ホテルのロビー奥で、テイスティング。ライト、ミディアム、ブラック、グリーンの4種。啜ってから、吐き出すよう言われます。水を飲んで仕切り直し、次を啜ります。それぞれを味わって終了。
味わった紅茶は、こちらで購入できます。
摘んだ紅茶は、翌日のチェックアウト時にもらえました。摘んだのより多いけど。
1階の階段横には、アクティビティ案内があります。
いろいろあるので迷いましたが、ネイチャーワーク(自然散策)に参加しました。
6時半、10時、16時の催行、所要2時間です。お値段は6ドル。ガイドさんが付きます。
私は早朝の回に参加しました。

スリランカの朝は早い。6時半なのに、登校風景が見られます。学校がある町まで遠いようです。

お店も開いていました。宿泊客向けではなく、この村の人が利用します。
茶摘みの係員は、毎日ミニ工場の紅茶を飲んでいる、と言っていました。ホテルで売ってるものは高いのになぁ、と思っていたけれど、このお店の紅茶なんでしょうね。250gで450ルピー、製造過程で最後に残る粉茶です。買って帰って、家で飲んでいますが、とても美味しい。ミルクティーに最適。

朝日の中、果てしなく続く茶畑を歩きます。

茶畑をひととおり巡り、最後にホテルの下にある村を通ります。村にヒンズー教の教会があったので、中を見せてもらいました。
この村の人は、代々茶摘みをして生計を立てています。ホテルの従業員もこの村の人のようです。

ホテルに戻るころには、茶摘みも始まっていました。

山の上で、気軽に外食はできないので、2食付きにしました。朝も夜もビュッフェです。

夜は特にデザートが充実しています。プチケーキにアイスクリーム。豪華です。

レセプションの横に、トロフィーや賞状が所狭しと置いてあります。口コミが非常に良いホテルなんです。

その理由は、もちろん、サービスの良さ、ロケーション、洗練されたデザインなどにありますが、スタッフが熱心に口コミを書くよう勧めてくる、というのもあるのかな、と。スマホでQRコードを読み取り、手取り足取り指示してくれます。もちろん異論はないので、良い評価付けましたよ。

遠路はるばる行ったのだから、もう少しゆっくり滞在したかったホテルです。
スタッフは皆、感じが良いし、環境は良いし、のんびりするには最適です。