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エジプトのトイレ事情
日本のトイレに慣れきっていると、よその国で戸惑うことがあります。
エジプトでも不便でしたよ、ええ、まったく。
ホテルの室内や、クルーズ船内はそれほど問題ありませんし、男性の場合はどーってことないのかもしれません。
でも、普段、便座シートや除菌液で便座を浄め、ウォシュレットを愛用している身としては、この国には住めないわ、と思ってしまいます。ごめんね、潔癖症で。
エジプト・トイレの心得3か条
1.紙は持参すること
ホテルのロビーのトイレにも、紙はなかった。一時的なことでは、ありません。
ショックでした。
私たちが泊まったラムセス・ヒルトン(カイロ)だけかしら。
一歩外に出たら、そこにはトイレットペーパーはない、と思ってください。
だからと言って、日本から持って行く必要はないです。
ホテルやクルーズ船のお部屋のトイレットペーパーをいただいて、常に持ち歩きましょう、と添乗員さんからのアドバイスでした。
2.使用後の紙は流さずに、ごみ箱に入れること
日本のトイレットペーパーは、水に溶けるので問題なしですが、エジプトでトイレットペーパーを便器に流すと詰まります。
大変です。困ります。
ですから、備え付けのごみ箱(蓋がないことが多い)に、入れましょう、必ず。
皆の平和のために。
空港でも、高級ホテルでも同様ですので、お気を付けください。
たまに水道ホース付きのトイレを見かけます。これは、手動のウォシュレットですかね。
モロッコにもありましたけど、使いこなす自信はなかったです。
3.トイレ利用は有料だと思うこと
公衆トイレや、サービスエリアのトイレでお金を払うのは、理解できるのですが、入場料を払った観光名所でも徴収されるのには、驚きました。入場料の中にトイレ使用料は含まれていないのですね。
お金払ってまで入るような、清潔な所ばかりではなく、金返せ!と言いたくなる所もありましたが、まあ、外で用を足すことを考えれば、小銭で済むなら良しとしましょう。
5エジプト・ポンド(約25円)が相場だそうです。お釣りも貰えます。
お金を払うとトイレットペーパーをちぎってくれたり(そんなんじゃ全然足りないけど)、ティッシュペーパーのように好きなだけ取っていいよ、という場合もありました。
日本を振り返ると
ところ変われば何とやら。
海外へ行くと、必ず再認識するのが、便利すぎる、清潔すぎる現在の日本。
私が子供の頃は、田んぼも肥溜めも生活圏にありました。東京のお話です。
水洗トイレではない場所も普通にあったし、衛生に今ほど神経質ではなかった。
清潔さを求め過ぎて、徹底的な除菌に走った日本が、私を含めて、異常なのかも知れませんね。