観光警察:ツーリストポリス
エジプトの玄関口、カイロ空港に到着すると、まず出くわすのがツーリストポリスです。
ホテルに向かう、私たちのツアーバスに乗り込んで来ます。
空港を出る大型バスは、観光警察の管理の下にあるので、空港外へ出て良し、という指示を待つのです。
アスワン・ハイ・ダムでは、軍事施設があるので写真は禁止です。たくさんの軍人さんが待機しています。銃を持っていたりして、ちょっと物々しい雰囲気。
観光地のツーリストポリス
観光地にも、ツーリストポリスは常駐です。観光バスや、渡し船の中にも乗り込んできます。
1997年に起きたテロ、ルクソール事件(無差別外国人観光客襲撃事件)の影響なの?今でもやっぱり危ないの?と、現地ガイドさんに聞いてみました。
観光警察は、2011年のエジプト革命以降に出来たそうです。観光業を盛り上げるため、観光客を守るため、観光客の便宜を図るため、と同時に、世界遺産をはじめ沢山の人類の宝、エジプトの遺跡を守る、という目的もあるとのこと。
日本でも世界遺産や国宝を傷つける、不届き物がいますものね。目を光らせる必要があります。
国内線の保安検査が厳しい
カイロからアスワンへ、そしてルクソールからカイロへ国内線で移動しました。
その際の保安検査が、今まで経験した中で一番厳しいものでした。
荷物をベルトコンベヤーに乗せる時、履いていた靴も一緒に、検査機を通す必要があるのです。
ですから、検査ゲートは皆、裸足というか靴下のままで通ります。
その先に待っている検査官のボディチェックも、念入りです。厳重この上なし。
これから、エジプトで国内線を利用する方、着脱しやすい靴をお勧めします。
そんな国を挙げての厳重体制のおかげで、安全な旅が出来たのですね。
感謝です。